【教育観】部活動って必要なのかな…
いいねもリツイートもしていなかったのでもう見つけられないんですが、あるツイートを見て、ふと「部活動って必要?」と疑問に思いました。
ツイートの内容は、「部活動って本当に必要?遅くまでやらなくてもいいし、土日も休みでいい。いいじゃん、勝てなくても。地区大会で負けても。」みたいなのだった気がします。
なんか本当に一瞬にして自分が信じられなくなったというか、今までの自分を全否定されたような不思議な感覚でした。
↓↓↓今までの自分。
「勝てなくてもいい」という発想
僕は小学生の時からサッカーで日本一を目指してました。
だから負けていい状況なんてものに今まで遭遇したことがなかったので、このツイートは目から鱗でした。
勝つためには必然的に練習は長くなりがちだし、週末には試合が組まれる。
それをなくすためには、「勝つために頑張らなきゃいけない」という常識を壊せばいい。
勝てなくてもいいじゃん。楽しくやれれば。
そういう部活動のあり方もいいのかな、と思いました。
僕はそういう部には入らないけど。笑
「部活じゃなきゃいけない」わけじゃない
部活動をなくせって言う人は結構見かけるけど、じゃあ競技スポーツやりたい人はどうすりゃいいの?ってずっと疑問だった。
でも考えてみれば難しいことじゃなくて、部活動じゃない、学校と無関係なクラブで活動すればいいだけ。
現実問題は色々ありそうだけど、、
規模は小さくなる代わりに、やりたい人だけ参加できるし、大会の日程とかも短くなると思う。
多分学校の予算も減る。
わりと良い事ばかりじゃないか。
そうなると部活動なくてもいいかも、と思いはじめました。
部活動の良さ
でもここで、部活動には部活動の良さがあるよな、と思い留まりました。
これは僕が特によく見てきた高校サッカーの世界だけかもしれませんが、
高体連に来る人はJリーグのユースチームに上がれなかった人や、高校サッカーに憧れてきた人が多い。
彼らにとっては「高校サッカー」で悔しさを晴らしたい、一花咲かせたい、という気持ちがあります。
感情はエンジンで理性はブレーキ。
高校サッカーでエンジン全開の3年間を送る事で大きく成長できる好機になります。
やっぱり部活が好き。笑
先日のサッカー日本代表の試合(vsコスタリカ)でスターティングメンバー11人中7人が高体連出身でした。
そのメンバーで素晴らしい試合をして、サポーターを大いに沸かせました。
もし部活動がなかったら、彼らはどうなっていたかわかりません。
サッカーに限った話で言えば、高体連というのは、優秀な選手を輩出する格好の場なのです。
さらに部活動は学校とリンクしているからいろんな人に応援してもらえる。
僕が高校生の時は学校を休校にしてまで全国大会決勝に1000人を超える生徒が応援に駆けつけてくれました。
あの感動はクラブでは絶対に味わえないものです。
試合には負けてしまったけど、3年間の辛くて苦しい思いがあの一試合で報われた気がしました。
だからなんだかんだ僕は部活動が好きで、なくなってほしくないな、と思います。笑
部活動のこれから
しかし、現状の部活動の制度では命がいくらあっても足りない人がたくさんいます。
やりたくない部活動に入れられ、経験したことのない部活の顧問になる。
勤務時間外に働かされ、週末も駆り出される。
厳しすぎる部活動で身も心もすり減らす。
そんな現状を知ったら、このままではいけないと誰でも思うでしょう。
思ってないのは居心地のいい場所に居座ってる無能な管理職くらい。
例えば外部指導者の招聘や、部活動ガイドラインの徹底、部活動顧問に給料を発生させる、など(問題は多々ありますが)、改善策はないわけではありません。
今はまだ思いもつかないけど、近い将来、部活動の問題にも教育経済学の観点から力添えができるように、勉強がんばりたいと思います。
以上、ありがとうございました!