根拠のある教育を!

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〜教育について考えるブログ〜

【追記アリ】部活動に関する一連のツイートに関して。

 

https://twitter.com/shin_catus/status/1215836647398338560

 

こんにちは、しんです。

突然ですが、こちらのツイート(以下、元ツイ)に対して多くの人からリプライをいただきました。

(※どうしても誤解を招くような書き方をしてしまっていたため、元ツイは削除しました)

 

なんだか話がどんどんそれて僕が悪役扱いされているのが嫌なので、とりあえず説明のために書きます。

自分の落ち度もしっかりとわかる限り書きます。

 

 

⚠️注意⚠️補足ツイート読んで!

 

まずは、最初に元ツイをしたあと何人かからリプライを頂いた上で補足説明のためにツリーを繋げました。

以下コピペです。

 

①「逃げてるだけ」は言いすぎました。現場で働いている方への配慮が足りませんでした。後述する「受け皿」について、それが整わないうちは現状を変えるのは早計で合理的ではないのではないかという意見です。

②「受け皿」について、曖昧な表現をしてしまいましたが、僕が思うのは「同年代の子どもたちがお互いに真剣に取り組み切磋琢磨できる場」です。それが地域クラブでも構わないです。ただし、最低限全国大会が開けるような土壌(e.g. 中体連に代わる組織)が整わないうちの廃止は混乱が避けられません。

③「非行防止」について、今の子どもたちが夜中に金属バット振り回すかと言ったらそれは稀なので、家に引きこもってしまう場合やゲームに熱中して学業が疎かになるようなことも含んだつもりでした。後出しの定義で納得いかない方もいるでしょうが、よろしくお願いします。

④最後に、「附帯決議」について僕は「学校以外に部活(もしくはそれに代わる活動)を実施する主体を準備する、またはその努力をすること」と理解しています。一刻も早い実現は必須であり最優先にして欲しいですが、この附帯決議=即刻部活動廃止ではないと考えています。(そもそも発端はここです)

これを読んだ上で納得いかないことがあればリプライをくださると嬉しいです。皆さんの最初のリプライのおかげでここまで話の整理ができました。

「(上述した)受け皿が整わないうちに即刻部活動廃止してしまうのは早計である」と読み替えていただければ幸いです。

以上、長文失礼しました。

 

これでもまだ説明が足りていなかったり元ツイが不適切だったりする部分があるのでひとつずつ説明させてください。

 

元ツイに至る文脈

 

f:id:shin_catus:20200112212135j:image

 

こちらのツイートは元ツイの引用元を辿れば見れます。

 

このツイートを見て、「え、部活の廃止が決議されるの?!」と思って色々調べてみたら、決まったのは給特法の附帯決議で、そこには「部活動の廃止」という文言はありませんでした。

 

政府は、教育職員の負担軽減を実現する観点から、部活動を学校単位から地域単位の取組とし、学校以外の主体が担うことについて検討を行い、早期に実現すること

 


この「附帯決議=部活動即刻廃止」っていう論理がおかしいと思っていたのが元ツイの前提にあります。

 

《しかしこれに関しては同じ方のツイートで「令和4年度までに地域化」ということをツイートしてらっしゃったので、表現の問題だと思います。》

 

【追記: 1月12日23時45分】

ツイート鵜呑みにしてましたが、「令和4年度に学校の働き方改革の進捗確認」と発表はされていますが、それが「=部活動の外部化」であることは確認できていません。

デマの可能性もあるのでしっかり調べてから記事にするべきでした。謝って損しました。

《》内の文章は一旦撤回させていただきます。

 

部活の廃止が決議されるのではなく、部活の地域化を早期達成せよという御触れが決議されるということなら納得です。

 

《附帯決議自体は1ヶ月以上前から出ていた話なので僕の読解不足なところが原因だと思います。

申し訳ありませんでした。》

 

ただし、「部活動即刻廃止」や「スクラップ&ビルド」といった過激な意見にはやはり賛同しかねます。

準備期間やパイロット校は絶対必要です。

 

スポーツの教育性について

 

僕がなぜ部活動を擁護するようなツイートをするかというと、僕自身スポーツに育てられたからです。

 

実は僕は中学の時、部活に入っていませんでした。

県内のクラブチームでサッカーをしていたので部活は免除でした。

 

なので、中学校の部活動についてお世辞にも詳しいとは言えません。

 

なのに出しゃばって部活動について語っているのが鼻につくかもしれません。

それはそれで構いませんし、そう言っていただいていいです。

 

本題は部活動云々ではなく、スポーツそのものの教育性ですから。

 

僕はスポーツを通して、礼儀や思いやりを学びました。努力の大切さも学びました。サッカーだけやってちゃいけない、勉強も当たり前にやらなきゃいけないことも学びました。

 

第二の親と言っても過言ではありません。

 

最上級生になっても冬までスポーツを続けながら、スポーツ推薦を断って一般入試で大学まで進学してきたのも文武両道の大切さを教わったからです。

サッカーだけやっててプロになれなくて露頭に迷った先輩方をたくさん見ています。

 

なので、別に部活動じゃなくてもスポーツに真剣に取り組める環境があるならいいんです。

それは地域クラブでもいいし、部活動でもいいけれど、とにかくそこから教員は切り離さなきゃっていうのが世論だし、僕もそう思います。

 

全国大会については、かなりいろんな方に突っ込まれましたが、これは多分僕に落ち度があります。

 

というのも、中学校の部活動には、楽しく体動かしたいだけの人もいるし、強制的に入らされて嫌々やってる人もいるし、友達がいるからなんとなくやってるだけの人もいるんですよね。

 

そこを考えていなかったので、全国大会で日本一を目指すことがなにより真剣になる条件だと思い込んでいました。

 

そもそも部活の強制とか全くいらないと僕は思っているので、やりたくない子はやらないと思い込んでいました。

それで生存バイアス的にやる気のある子しか部活に残らないって勝手に想定してましたけど、実際は強制の学校が多くて自分の想定が完全にズレていたんだと思います。

 

浅はかでした。ごめんなさい。

 

ただし、スポーツの教育的意義は間違いなくあるので、それに適応できる子どもだけが真剣にスポーツできる場を整えられれば部活動を廃止してもみんな幸せなのかな、と思ってます。

(蛇足ですが、真剣に取り組むという意味で文化部も同じです)

 

最後に

 

部活動の外部化にしても、教員の働き方改革にしても、現場主導でできることには限りがあると思います。

 

最終的には国が法律なりルールなりを変えることを発表しない限りは変わりません。

 

なので、今みたいにTwitterバチバチやるのにどこまで意味があるんだろうと思ってしまいますが、僕自身は勉強になったかなと感じています。

 

自分も気づかないうちに偏見というか、固定観念が根付いていたんだなぁってことに気付かされます。

 

最初っから僕のツイートの中身を噛み砕かずに文字上の論破のみを目的にしてるような人には付き合いきれませんが…。

 

変えるべきものは明確だし、それを訴える相手もはっきりしてます。

今回はやり方の面で対立してしまいましたが、そういう時には話し合って折り合いをつけることができなければいけません。

その練習ができて、ある意味良かったと思います。

 

以上です。後々追記するかもしれません。

 

ありがとうございました。

 

 

ほんとは通信制について書くつもりだったのに、、

早く進学先決めます。