根拠のある教育を!

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〜教育について考えるブログ〜

免許更新。【教育と自動車】

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こんにちは、しんです。

 

5月22日月曜日に、自動車免許の初回更新に行ってきました。

 

埼玉県には免許センターが1つしかないため、全県から人が集まります。

 

埼玉県人ならご存知でしょうが、これがとても不便。笑

 

最寄りの鴻巣駅からバスで行かなければならないので、バス停には行列ができます。

 

ザ・埼玉って感じの田舎。

 

だけど、みんな「なんで鴻巣なんだよ〜」とか文句を言いながらも、内心ではけっこう好きな場所です。笑

 

 

自動車免許更新について

一言で言えば、だるいです。

 

午前午後一回ずつしか行われないので、たくさんの人が集結します。

 

そのくせ手続きはたくさんあって、センター内は常に行列です。

 

申請書をもらって、必要事項を記入して、印紙を購入して、やっと入場。

その後視力検査をして写真を撮ると、最後に2時間の初回講習が待っています。

 

内容はまあ普通で、ここ最近の埼玉県内の事故率や、法改正により新たに定められたルールの説明などが行われます。

 

余談ですが、埼玉県の事故率は常に全国でワースト5に入っているそうです。

死亡事故も多発していて、家の近くの電光掲示板では一年中交通安全強化期間をやっています。

 

すでに運転に慣れている人には退屈極まりない講習でしょう。

 

僕はずっと講義を聞かずに救命救急/ファーストエイドのページを読んでいました。

 

いつか人助けをしてカッコいいところを見せるために、心臓マッサージと人工呼吸、そしてAEDの使い方を熟読しました。

(そんな事態にならないことが最良ですが)

 

さて、ここまで訳のわからないことを書いてきましたが、免許更新というのはとても面倒くさいです。

しかし初回、違反講習以外は最寄りの警察署でも受けられますし、優良講習なら30分で終わります。

 

まだ良心的な更新制度なのではないでしょうか。

 

世の中には、もっと面倒くさい講習があります。

 

教員免許更新制度

教員免許にも更新制度があります。

 

教員免許の場合は、有効期限は10年間です。

これは自動車免許の5年間よりも長いので一見良心的と言えます。

 

しかし、更新のためには、2年間で30時間以上の講習を受けなくてはなりません。

 

一回の講習が6時間なので、計5回受けなくてはならないことになります。

 

自動車免許初回更新の場合は、講習前の申請の時間を含んでも3時間ほどで終わりました。

しかも一回受ければ次は5年後でいい。

 

これでは有効期限こそ長けれど、教員が講習に費やす時間は比べ物になりません。

 

さらに、この講習、自腹です。

 

自動車免許も自腹ですが、交通安全協会の入会金も含めてせいぜい5000円程度。

 

教員免許は一度の講習で6000円程度かかります。

これを5回も受けるんですから費用も比べ物にならないくらい高くつきます。

 

講習で学んだことが現場で役に立ったことはあまりない、という教員の方もいるそうです。

 

それなのにこんなに時間と費用をかけさせて、ただでさえ多忙な教員は悲鳴を上げています。

 

免許更新の是非

では、僕の個人的な免許更新への意見。

(教員ではないので妄想を多分に含みます)

 

僕は免許の更新については必要だと思っています。

 

自動車にせよ教育にせよ、人の人生を左右するものです。

 

一度免許を取ればあとはやりたい放題という無責任なことになってはいけません。

 

人間は万能ではないので、時が経てば忘れるし、新しいルールを学ぶのを怠る。

 

何年かに一度は更新しなくてはならないということには納得できます。

 

ただし、その負担が大きすぎることは問題です。

 

特に教員の場合、ただでさえ忙しい中、更新講習に出なければなりません。

 

行きたくて行っているわけではないのに、高額な受講料を払わなくてはいけない。

 

色々と教員にとって不利なことが多すぎます。

 

教員免許更新への反感が強まるのも頷けます。

 

免許更新の制度はあっていいと思いますが、その行われ方には今後さらなる議論が必要でしょう。

 

講習の時間とか絶対無駄を省ける余地があると思うのですがいかがでしょうか。。